人気ブログランキング | 話題のタグを見る

着付けに必要な物 浴衣編

これから着付けを勉強したい!と言う方にいつも最初にご案内している事があります。
まず、全てを買おうとする前にお母様や親戚、近所の人に要らない着物や帯、帯締めなどがないか聞いてみてください。
着物は年齢によって身につける色や種類など変わってくるものが殆どです。
「この色は私にはもう若すぎるわ」と帯や帯締めを譲ってくれる人が意外と身近にいるかもしれません。
私は母と身長差があるので着物は無理ですが帯締めなどの小物はいくつか貰いました。
草履や足袋も周りの人のサイズと合わないので購入しましたが、着物や帯は中古を探して安く購入したり
洗える着物などをネットショップで購入して毎日のように練習しました。


私がハノイで教えていた生徒さんには最初は浴衣から練習する事を説明しました。
何故なら、浴衣の着方が着物の長襦袢の着方に繋がるので、浴衣を綺麗に着られるようになったら着物は簡単に着られます。
あとは帯、帯締め、帯揚げがプラスされたり、オプションで伊達襟や帯留めなどバリエーションを増やしたり、
補正を覚えたりすると浴衣や着物を着て出掛ける事がとても楽しくなります。

いつも言うのは「まずあるものでやって見ましょう!」と言う事です。
私は伊達締めを持っていなかったので、晒を切ってミシンで縫って手作りしたものを使っていました。
帯揚げも色々な色が欲しかったのですが、ハノイでは思うように手に入らないので
シルクのスカーフを使って練習したり、半幅帯はリバーシブルを作って見たり、無いなりに工夫をしました。

日本にいると比較的通販などでも揃えやすいので、着付け小物などでご家族や親戚から貰えない物は
新品で買ってもずっと使いますので無駄にはなりません。

着付けに必要な物 浴衣編

浴衣
半幅帯
和装用下着(肌襦袢または背中と襟ぐりが大きく開いたキャミソールとペチコート等と和装ブラジャー)
(最近では便利な浴衣スリップが販売されています。着物の肌襦袢にも使えます)
腰紐 3本
伊達締め 1本
衿芯 1本
帯板(これから購入する方は出来ればゴムベルト付き)
ハンドタオル
和装クリップまたは洗濯バサミ
裁縫道具(針・しつけ糸・鋏)
下駄(練習の時は不要です。外出時に必要ですが、Fitflopやサンダル等でも代用できます)


浴衣はプチプラからお誂えまで、また、素材は綿や麻、ポリエステルなど様々です。
最初は既製品のフリーサイズでプチプラの浴衣を練習用にしても良いし、お下がりや中古で始めてもいいと思います。
プチプラならこんな柄も可愛いです。


夏よりも冬の方が値下げされていたり、特に浴衣の場合は流行よりは好みの柄などで選べばいいので、冬に買うのもお得です。セットではなく、単品で気に入ったデザインを購入するのも選ぶ楽しさがあります。
どんな素材でも結べるようになる方がバリエーション豊富に楽しめるので、来るものは拒まずで練習すると良いと思いますよ。
上下一体型で薄地や色の白い浴衣に写る下着のシワなどが浴衣スリップだと目立ちません。
着姿を気にされる人なら浴衣スリップはお勧めです。
更に和装ブラと一体型になっているものであれば浴衣の下に何枚も重ねるよりは涼しいかもしれません。

勿論、典型的な肌襦袢でも良いです。

腰紐も様々な素材があります。最初は安価な物で練習して、外出するようになってから
自分の道具を徐々に良い物に買い換えて行くのもよし、色々な素材で比べてみるのもよしです。

伊達締めも素材が豊富です。私は汗かきで肌が弱いので天然素材の綿や麻の物を使っています。

また、正絹ストレッチ素材やメッシュタイプの物もあり、浴衣で食事をする時などは伸びる素材の方がビールを沢山飲めるかもw

帯板は浴衣の場合はゴムベルト付きをお勧めします。
なぜならリバーシブル半幅帯を使うときに途中で帯板を入れ込むと板が丸見えになってしまう可能性があり、
ゴムベルト付きの方が伊達締めの上にすぐつけて後ろのおはしょり付近のもたついた布も抑えられます。




by akikokimono | 2017-02-09 19:47 | 着付け